夏野菜は日陰でも育つ?理想的な種類と日当たりを改善する方法を解説
夏になると食べたくなる。
旬の野菜。
それが夏野菜です。
この物価が高騰している時勢にそんな夏野菜を家庭菜園で作ってスーパーで野菜を買う量を減らしたいと思う人も多いはずです。
しかし、家庭菜園を作りたいと思っても、自宅の周囲が家に囲まれていて日当たりが悪い、そんな場合も多いと思います。

そこで今回は、夏野菜が日陰でも育つ栽培方法について解説します。
日当たりが悪くても育てることができるので是非参考にしてください。
Contents
夏野菜の種類別に見る日照時間の違い
夏野菜を育てるにあたって、一日のうちに日が当たっている時間、つまり日照時間は重要な要素です。
そして、野菜はその種類によって、適切な日照時間が違うのです。
本項では、それぞれの植物が好む日照時間を解説します。
陽性植物
陽性植物というのは6時間以上の日照時間が必要な植物のことを言います。
代表的な野菜はトマト、ナス、オクラなど夏野菜は大体この部類になります。
半陰性植物
半陰性植物というのは3~4時間程度の日照時間で育つ植物のことを言います。
代表的な植物はいちごや春菊、ジャガイモなどです。
陰性植物
陰性植物というのは、1~2時間の日照時間でも育つ植物のことを言います。
ミツバやしそ、みょうがなどがその種類です。
夏野菜は日陰でも育つ?
次に日陰でも育つ夏野菜についてご紹介します。
夏野菜は基本的に陽性植物で日当たりが良くないと育ちにくいものですが、どのようなものがあるのでしょうか。
ナス
ナスは基本的に陽性植物ですので、4時間ほどの日照時間を好みますが日陰でも育ちます。
このような環境でナスを育てる場合、コンパニオンプランツ(キク科の植物やネギ、ニラ)を一緒に植えることで育ちやすくなります。
ズッキーニ
ズッキーニも日陰でも育つ夏野菜の一種です。
どうやら日陰で育てるにしても、土壌などの条件を整えることができれば夏野菜もうまく育つようです。
キュウリ
キュウリも陽性植物ですが、日陰でも育つ夏野菜の一種であるとして知られています。
またキュウリはプランターで育てるのにも向いているため、家庭菜園におすすめの夏野菜です。
オクラ
ネバネバがおいしいオクラも日陰でも育つ野菜です。
このように通常は日当たりがいいところでしか育たないとされている夏野菜は意外と日陰でも育つのです。
もちろん夏野菜は日当たりがいい場所で育てるのが大事なのです。
しかし、もし日当たりの悪い環境で育てる場合は、堆肥などで土壌を改善したり、コンパニオンプランツを使って、害虫対策をするなど、さまざまな工夫をすることによって、おいしい野菜を育てることができます。
家庭菜園の日当たりを改善する方法
夏野菜は、日陰でも育つということがわかっていただけたと思います。
ですがやっぱり、夏野菜を栽培するにあたって日当たりは重要です。
本項では、日当たりを改善する方法について解説します。
日が当たる場所・時間を見つける
ベランダの中でも日当たりが悪い場所といい場所があります。
よって、少しでも日差しがある場所がないか確認するといいです。
また、基本的に昼間の2時頃は太陽が一番高いところにあります。
そういう時間を見逃さず外に出しておくことも大切です。
プランターを高いところに置く
プランターを高いところに置くのも日当たりを改善する工夫です。
少し高さを上げることによって日当たりがよくなり、植物の生育が良くなります。
また、高いところに置く方法として、手すりにかけるホルダーを活用するのも一つの手です。
反射板などを設置する
一般の農家などで使用されている、反射材を使う方法もあります。
ただこの方法を使う場合の注意点として、光が反射して近隣の家などに迷惑が掛からないようにしてくださ
い。
夏野菜は日陰でも育つ?理想的な種類と日当たりを改善する方法を解説【まとめ】
今回は日陰でも育つ夏野菜について、その理想的な種類と育ちやすくなるポイントをご紹介しました。
また日当たりが悪い場合にそれを改善する方法をご紹介してきました。
夏野菜というのは意外と、日陰でも、土壌を改善することなどでうまく育てることができます。
よって日陰でもあきらめず夏野菜を育ててみてください。