神輿の持ち手とは?どこをもったらいい?形状や持ち方のコツを解説
夏祭りの花形と言えばもちろん神輿です。
そしてその持ち手を務めるのは祭りに参加する喜びがあります。
神輿の持ち手はほかの持ち手と一緒に担ぐことで一体感が生まれます。
そこで今回は神輿の持ち手にスポットをあてて、その役割や、神輿の形状について解説していこうと思います。
どうやって持ったらいいのかなど、意外と知らない神輿の知識についてもご紹介します。
Contents
祭りの主役、神輿の持ち手とは?
「わっしょい、わっしょい」威勢のいい掛け声とともに大勢の男たちが力を合わせて神輿を担ぐ姿は見るものを魅了します。
そんな神輿の持ち手とはどのような人なのでしょうか。
本項ではその点を解説します。
本来、神輿というのは神社が主体となっていることも多く、祭りの運営者は、神輿会や祭礼保存会といった組織を作ります。
本来であればそういった人たちが中心となって、神輿が運営されていることは間違いありません。
しかし、昨今は深刻な持ち手不足になっていますので、ほかの地区から持ち手を招待することもあるといいます。
招待した地区の祭りの持ち手が不足していると、こちらに来てもらったお礼にこちらも駆けつけるという互助の関係が成り立ちます。
そのようにして昨今の祭りでは、地区と地区が互いに協力し合って祭りを盛り上げているのです。
どこを持つ?神輿の形状について
さて、次に神輿というのはどのような形状をしているのか、持ち手のことに言及するのであれば、この点も解説しようと思います。
一般的に神輿とはどのようなものなのでしょうか。
その構造を確認していきます。
神輿の全体の形状
一般的に神輿というのは神社などのお宮の形を模して造られます。
もちろん屋根なども同様にお宮の形を模しています。
この屋根の上には通常、鳳凰や擬宝珠がおかれます。
大きさ
お神輿の大きさの単位は、普通「台輪」と呼ばれる部位の幅ではかられます。
標準的なもので、幼児用の台輪寸法24cm、担ぎ棒を含む総重量18kgのものから、台輪寸法105cm、総重量550kgほどのものまであります。
このように神輿は意外と大きいのです。
担ぎ棒
持ち手が担ぐ担ぎ棒はどのようなものなのでしょうか。
担ぎ棒には形や色、数は様々あります。
同じ神輿でも用途に応じて長さや数を変えたりすることもあります。
また棒の先に金物がついている場合があり、これを棒先金物と言います。
形状は丸型と四角型がほとんどです。
担ぎ棒の数は、2点棒や4点棒、6点棒などの種類があります。
どうやって持つ?神輿の持ち方のコツ
最後に神輿の担ぎ方のポイントをご紹介します。
これでいつ神輿の持ち手になってもばっちりです。
担ぎ棒は方に密着させる
まず神輿を担ぐ時は担ぎ棒を肩に密着させ、肩から離れないようにします。
そして、肩は少し前のめりにするといいです。
上半身は動かさない
姿勢は腰をまっすぐにします。
上半身を前後左右に動かさないように、足だけを使うようにします。
ひざで軽く屈伸するように
笛や掛け声のタイミングに合わせながら、軽く屈伸運動をするようにします。
足はかかとを少し浮かせるように
かかとを少し浮かせて、ゆっくり、小幅で進むようにしましょう。
疲れたら神輿から離れる
担ぎ方からはすこし、話題はずれますが、疲れたら遠慮なく神輿から離れ休憩しましょう。
これは恥ずかしいことではありません。
逆に疲れていることを隠して担ぎ続けることで全体に迷惑をかけてしまうこともあります。
神輿の持ち手とは?どこをもったらいい?形状や持ち方のコツを解説【まとめ】
今回は、神輿の持ち手についてということで、昨今の持ち手を取り巻く事情や、神輿の構造、神輿の担ぎ方などについて解説しました。
日本の伝統行事である神輿は老若男女楽しみにしている祭りの醍醐味です。
そして、その持ち手になれることは大きな喜びです。
是非この記事で祭りについて学んで、かっこいい粋な持ち手になりましょう。