紅葉をうどんこ病から守る方法は??
秋と言えば、紅葉の葉が色付く様を思い浮かべる方も少なくはないでしょう。
赤や黄色に色付く紅葉って、本当に美しいものですよね!
野生の紅葉の木が山々ですくすくと成長している様からも分かるように、紅葉の木は生命力の強い丈夫な木なんです。ご家庭の庭でも、育てやすい木と言われています。
しかし、そんな紅葉の成長において、気をつけなければならないのが「うどんこ病」!
植物にとってはなかなか厄介なこの「うどんこ病」から、紅葉の木を守るための方法を、症状が軽度な時から順にご紹介していきます。
これで、紅葉の「うどんこ病」対策はバッチリですよ!
Contents
紅葉をうどんこ病から守る!ステップ1
「うどんこ病」という名称をお聞きになったことはないでしょうか?
植物の病害の1つで、症状としては葉っぱが白っぽくなってしまうことが挙げられています。
実は、この「うどんこ病」は、多くの植物が被害を受ける大敵なんです!
例えば野菜などの場合、葉に発生すると収穫が困難になってしまいますよね・・・。
紅葉の木の場合、この「うどんこ病」が発生すると、葉が美しく色付かなくなってしまうんです!
「うどんこ病」の特徴は、高温乾燥時にどんどん広がってしまうこと。
つまり、水分量を保てば、そこまでひどくなる前に食い止めることも可能とされています。
そこで、紅葉の木へのうどんこ病対策のステップ1は、水分の補充。
乾燥しやすい時期は、紅葉の木の植えてある土壌を観察し、適度な水分量を保つようにしましょう。
また、少し白っぽくなった葉はすぐに取り除くことで、紅葉の木全体に広がるのを防ぐことができますよ。
まずは、「うどんこ病」にならないための環境づくりと、軽度なうちに広がるのを防ぐことを心掛けましょうね。
紅葉をうどんこ病から守る!ステップ2
乾燥対策をしっかりとしていても、紅葉の葉がどんどん白くなってきていると感じたら、うどんこ病対策のステップ2に進まなければいけません!
ステップ2からは、この「うどんこ病」の要因となっている菌をしっかりと取り除く方法を取り入れていきましょう。
そう、菌をやっつけるための薬の散布ですね!
薬の散布というと、何だか大変な作業で庭の他の植物にまで影響があるように感じてしまいますが、うどんこ病対策のステップ2ですので、そこまで強い薬剤を使用しなくても大丈夫!
用意するのは、重曹です、
実は、重曹のアルカリ性の成分で、「うどんこ病」の要因となっている菌を死滅させることが可能なんですね。
重曹1g +水1lという割合で混ぜたものをスプレー容器に入れて、紅葉の白くなっている葉に直接吹きかけましょう。
これだけで、けっこう症状を食い止めることができますよ!
紅葉をうどんこ病から守る!ステップ3
乾燥対策をし、重曹水をスプレーしていても紅葉の葉がどんどん白くなってきていると感じたら、次はうどんこ病対策のステップ3に進みましょう!
ステップ3からは、菌をやっつけるために市販の薬を散布していきます。
市販の薬にも、様々なものがあるんです!
いきなり強い成分のものを散布するのではなく、できるだけ優しい成分のものから試すことをおすすめします。
おすすめの散布剤を1つご紹介しておきましょう。
カリグリーン(住友化学園芸)
こちらの植物用殺菌剤は、主成分が炭酸水素ナトリウムなんです。
人や環境に優しい成分で、うどんこ病の初期症状に効果があるとされています。
野菜類も含め、広い範囲に散布が可能とされているので、もちろん紅葉の木に散布可能ですね。
5〜7日間隔で3回ほど散布するのがおすすめです。
紅葉をうどんこ病から守る!ステップ4
ご家庭の庭に植えた紅葉の木のうどんこ病対策として、前項でご紹介した植物用殺菌剤を散布しても効果がみられないようなら、なかなか重症といえます・・・。
前項でご紹介したものよりも、もう少し効果が高いとされる植物用殺菌剤は販売されていますので、うどんこ病対策のステップ4として、このようなものを散布してみるのも1つの手ではありますね。
ただ、効果が高いということは、含まれている成分がより強いものであるということはご理解下さい。
使用量、使用時期、使用方法などに誤りがないように、しっかりと確認したうえで散布するということが前提になります!
いくつか販売されている散布剤の中から、ご家庭で使用しやすいものを1つ選び挙げてみましたので参考にしてみましょう。
STダコニール1000(住友化学園芸)
こちらは植物用の総合的な殺菌剤として販売されています。
有効成分は、テトラクロロインソフタロニトリル。
うどんこ病はもちろん、黒星病、斑点病、灰色カビ病、もち病といった様々な病害虫に適合します。
野菜類をはじめ、花や木にも使用可能とされていますので、紅葉の木にも散布可能です。
紅葉をうどんこ病から守る方法は??【まとめ】
紅葉の木には、葉が白くなる症状が起こることがあります。
これは「うどんこ病」と呼ばれる植物の病害です。
この「うどんこ病」、紅葉の木を育て美しく色付く葉を楽しみにされている方には、なかなか厄介ですよね。
うどんこ病対策として第一に行わなければいけないのが、乾燥させないことです。
また、少し白っぽくなった葉があればすぐに取り除き、増殖するのを防ぐことも大切ですね。
それでも症状が進む場合には、重曹水を家で作り散布してみましょう。