蛍が舞う有名な場所は?おすすめの鑑賞スポットや蛍祭りをご紹介
日本の夏の夜を彩る美しい昆虫、蛍。
蛍は清流に住み毎年多くの人の目を楽しませています。
そんな蛍は本当に日本全国の清流で見ることができます。
そして蛍を見ることができる時期も、桜前線と同じように南の方から徐々に北上していくので大体4月の半ばから7月の半ばまで意外と長い期間楽しむことができます。

今回はそんな蛍に関して有名な場所、そして蛍の時期に全国で楽しむことができるイベントをご紹介していきます。
Contents
蛍の時期と見られる環境
本項では蛍が見られる時期や飛ぶ条件、時間など蛍に関する情報を解説します。
蛍を見ることができる時期
蛍はその種類によって見られる時期が違います。
日本で有名な蛍であるゲンジボタルは5月下旬から6月上旬にかけての発生がピークとなります。
また、ヘイケボタルはゲンジボタルよりすこし遅い時期に出現し6月から8月までと、結構長い期間蛍を鑑賞す
ることができます。
蛍が多く飛ぶ気象条件
蛍は非常に繊細な昆虫で、周囲の明るさなどには大変敏感です。
よって蛍が飛ぶ気象条件は意外に限られてきます。
蛍が飛ぶ条件は生暖かく感じる(20℃以上)で湿度が高い日。
そして曇っていて風のない、月光などの光が強くない夜によく飛びます。
つまり、雨上がりや降る前でムシムシしている夜が鑑賞にはお勧めなのです。
蛍の鑑賞に適している時間帯
最後に蛍の鑑賞に適した時間帯について解説します。
それはずばり「日没から2時間ほど後」つまり21時頃がピークだといわれています。
よって、見に行くのであれば、夜20時ころから21時ころまでがお勧めの時間帯です。
蛍は「一晩に3回」飛び回るといわれており、大体一回目が終わってから2時間おきにその時間が訪れます。
ただし、1回目の時間帯に一番蛍が飛び回りますので、前述の時間帯がお勧めです。
蛍が見られる有名な場所は?
次に全国の蛍の鑑賞をすることができる有名な場所をご紹介します。
飛鳥川一帯の蛍
岐阜県揖斐川町にある飛鳥川一帯では初夏の時期美しい蛍が舞い飛ぶ姿を見ることができます。
飛鳥川以外にも揖斐川町にはたくさんの蛍の鑑賞スポットがあります。
兵庫県内尾神社のヒメボタル
兵庫県丹波市にある「内尾神社」というところでは、鳥居の付近で繁殖したヒメボタルが6月から7月にかけてそこかしこで美しい光を放ちます。
同じ時期に、丹波市内の各地で蛍を見ることができ、「ホタルまつり」も実施されます。
三朝温泉のホタル
鳥取県の三朝温泉は世界屈指のラドン含有量を誇ります。
そんな三朝温泉では毎年6月ころに、温泉街を流れる三朝川沿いで蛍を見ることができます。
志賀高原のゲンジボタル
長野県は志賀高原、石の湯温泉ではゲンジボタルの観測で有名な場所です。
志賀高原のゲンジボタルは日本一標高が高いところに生息していて、成虫の寿命も光の明滅周期も長いことから、国の天然記念物にも指定されています。
蛍を楽しむことができる全国の蛍祭り
最後に蛍を楽しむことができる蛍祭りについてご紹介します。
蛍の鑑賞で有名な場所では以下のような蛍祭りが実施されています。
久我山ホタル祭り
こちらは東京都杉並区久我山を流れる玉川上水、神田川で6月上旬に開催される蛍祭りです。
夕方から蛍の放流が行われ、都心で楽しむことができる蛍祭りとして有名です。
天の川ほたるまつり
滋賀県米原市長岡地区はゲンジボタルの発生地ということで国の天然記念物に指定されています。
この蛍で有名な場所では、毎年6月上旬から中旬にかけて「天の川ほたるまつり」が開催されます。
この祭りでは模擬店やよさこいの催しなども開催され、幻想的な蛍の乱舞もたのしむこともできます。
蛍が舞う有名な場所は?おすすめの鑑賞スポットや蛍祭りをご紹介【まとめ】
今回は蛍が有名な場所ということで全国の蛍の名所や、イベントをご紹介しました。
蛍は日本全国で5月から7月にかけてみることができる代表的な昆虫です。
そして、蛍をめでる、楽しむ行事は日本各地に存在します。
ここで上げた名所やイベントはごく一部です。
ぜひこの記事を参考にして、今年の夏は蛍を見に行ってみましょう。