牡丹の育て方!花が咲かない3つの原因とは?見直すべきポイントを解説
毎年咲いていた牡丹の花が、今年は花が咲かない!
なんてことはありませんか?
楽しみにしていたのに、とても残念ですよね。
牡丹の育て方は、どこを注意すれば、花が咲くようになるのでしょうか。
そこで、来年に向けて、美しい牡丹の花を咲かせるために、牡丹の育て方や、花が咲かない3つの原因と対策、注意点について調べました。
今のうちに牡丹のお手入れ方法や育て方を見直して、来年にむけて美しい花を咲かせるための参考にしてください。
Contents
牡丹の育て方!花が咲かない3つの原因とは?
花がら摘みをしなかった
牡丹の花が咲かない原因その1は、花がら摘みをできていなかったこと。
牡丹は花が終わると種ができてしまうので、花がらを摘む必要があります。
牡丹は、終わった花をつけたままにしておくと種ができます。
すると、栄養は種を育てるために使われてしまうため株が疲れてしまいます。
対策として、咲き終わった花は、取り除いてください。
花を切る位置は、花と下の葉の間で切ってください。
時期に合った肥料
牡丹の花が咲かない原因その2は、時期に合った肥料を与えなかったこと。
牡丹は肥料を好みます。
そして、与える時期は3回あり、与える肥料の種類も違うので注意しましょう。
寒肥
1回目は2~3月に寒肥を与えます。
使う肥料は、完熟堆肥やケイフン、腐葉土などの有機質の肥料を根のまわりにすき込みます。
お礼肥
2回目は5月上旬~6月上旬に、お礼肥と呼ばれる肥料を与えます。
この時期の肥料は、花を咲かせ終わった牡丹へのお礼の意味を込めた肥料です。
使う肥料は、緩効性の化成肥料を根元から少し離れた場所に施します。
注意点として、暑くなる前に肥料を与えてください。
追肥
3回目は、9月下旬に追肥をします。
使う肥料は、緩効性化成肥料と骨粉、もしくはリン酸やカリウムを含む肥料です。
根元から少し離れた場所に施してください。
剪定で花芽を切ってしまった
牡丹の花が咲かない原因その3は、剪定で花芽を切ってしまったこと。
牡丹の剪定に適した時期は、葉が枯れ始める9月末頃~10月です。
葉の大部分が枯れたら、剪定を始めましょう。
剪定の手順は、まず枯れ枝を切ります。
次に、混み合った枝は、付け根から切ります。
そして、芽かきをした枝は、残した芽の3cm位上のところで切ります。
1本の枝が、何本にも分かれている場合、芽の付いた枝を2本残して、他の枝は根元から切ります。
なお、今年伸びた枝は、先端が花芽になっているので残しておいてください。
花芽と葉芽の見分け方ですが、花芽はふっくらと丸みを帯びていますが、葉芽は細長くて尖っています。
秋が深まる頃には、花芽と葉芽は形で見分けがつくようになります。
見直すべきポイントは?
牡丹は日当たりと風通しのよい場所を好み、水やりは、地植えの場合は必要ないですが、鉢植えは必要です。
牡丹を育てる場所は、日当たりと風通しがよく、強い西日が当たらない場所が適しています。
鉢植えの場合も、年間を通じて戸外で管理します。
鉢を置く場所は、春と秋は日が当たり、夏は半日陰、冬は寒風が当たらない暖かい場所に移動させてください。
水やりは、地植えの場合、特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期は、朝か夕方に水を与えてください。
鉢植えの場合、4~9月の間は、たっぷりと水を与えてください。
そして、秋は極端に乾かさないようにして、落葉する冬は、水は少なめに与えます。
牡丹の育て方!花が咲かない3つの原因とは?見直すべきポイントを解説【まとめ】
牡丹の花が咲かない理由は3つあることが分りました。
1つは花がら摘みをしなかったこと、2つめは適切な肥料を与えなかったこと、3つめは剪定で花芽を切ってしまったことに原因があります。
なので、この3点について、再点検をしてみてくださいね。