牡丹の育て方の難易度は?気をつけたいポイントと基本のお手入れ方法を解説
牡丹の育て方は、難易度が高く、難しいイメージがありますが、実際はそのようなことはありません!
過湿と暑さには弱いものの、寒さや乾燥には強いので育てやすい植物です。
牡丹の育て方の難易度は高くはないものの、気をつけたいポイントはいくつかあります。
この記事では、牡丹を育てるために牡丹の特徴や日々のお手入れについてまとめました。
ぜひ参考にしてください。
Contents
牡丹の育て方の難易度は?
牡丹の育て方の難易度は高くありませんが、気をつけたいポイントが2つあります。
1つ目は、1年目の過ごし方です。
1年目は、早い時期に蕾を摘み取り花を咲かせないようにします。
なぜかというと、牡丹の自根をしっかり育てることで、花を長年に渡り楽しめるようになるからです。
2つ目は剪定です。
剪定をすることで牡丹は美しい花を咲かせることができます。
剪定と聞くと、難易度が高いように思われますが、ポイントを押さえてチャレンジするのもよいですね。
牡丹に適した栽培の方法
牡丹の育て方の基本は、日当たりと風通しのよい場所を選ぶことです。
牡丹を地植えにする場合、日当たりと風通しがよく、強い西日が当たらない場所が適しています。
土は水はけのよい場所を好むので、粘土質の土壌の場合は、栽培に適した土にします。
鉢植えも、年間を通じて戸外で管理してください。
鉢を置く場所は、春と秋は日の当たる場所、夏は半日陰、冬は寒風が当たらない暖かい場所に移動させましょう。
庭植えには、特に水やりは必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをしてください。
鉢植えの場合、4~9月は水をたっぷりと与え、秋は乾燥させないように注意して、冬の水やりは少なめにしてください。
肥料の選び方と与える時期
牡丹は、肥料を好む植物で、美しい花を咲かせるためには、その時期に合った肥料を与える必要があります。
牡丹は多くの肥料を必要とします。
肥料を与える時期は3回あります。
1回目は2~3月に寒肥を与えます。
完熟堆肥やケイフン、腐葉土などの有機質の肥料を使い、根のまわりにすき込みます。
2回目は開花後の5月上旬から6月上旬に、緩効性の化成肥料を根元から少し離れた場所に施します。
3回目は9月下旬に、緩効性化成肥料と骨粉、もしくはリン酸やカリウムを含む肥料を、根元から少し離れた場所に施してください。
なお、植えつけ直後に肥料を与えると根を傷める原因になるので、翌春の開花後に肥料を与えるようにしてください。
牡丹に必要な剪定と時期
牡丹には剪定が必要で、9月下旬〜10月下旬頃に剪定の作業をします。
葉が黄色くなった頃にまず、葉刈り剪定をします。
葉刈り剪定では、葉と茎をつなぐ部分を残し、剪定ばさみで切ります。
次は、切り戻し剪定をします。
切り戻し剪定では、枝を短く切ります。
残す枝を選び、不要な枝を切り落とします。
最後は、枝すかし剪定をします。
枝透かし剪定は、日当たりや風通しをよくするために、不要な枝を付け根から切ります。
剪定をするのは、晴れた日の午前中を選びましょう。
なぜならば、牡丹の切り口が乾きやすいからです。
そして、剪定をしたら、木の切り口に樹木の保護剤を塗り、細菌の侵入を防いでください。
また、剪定ばさみなどの道具も、細菌の侵入を防ぐために清潔で、よく切れる道具を使いましょう。
牡丹の育て方の難易度は?気をつけたいポイントと基本のお手入れ方法を解説【まとめ】
いかがでしたか?
牡丹の栽培は難易度が高いイメージがありましたが、難しくないことが分かり安心しました。
牡丹を育てるにあたって、剪定は重要なお手入れになります。
初心者の方には、少し難しいと感じる方もおられるかもしれませんが、ポイントを押さえ、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。