ダリアの分球の仕方〜その必要性とタイミングや手順を詳しく解説~
「ダリアの球根って分球しないとどうなるの?」
「分球のタイミングや手順が知りたい!」
「掘り上げた後の保存方法も気になる…」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
ダリアの球根は、毎年適切に分球しないと、大きくなりすぎて花付きが悪くなることがあります。
分球のタイミングや正しい手順を知ることで、元気なダリアを毎年楽しめます。

この記事では、ダリアの分球の必要性や最適な時期、具体的な分球の仕方を詳しく解説します。
また、掘り上げた後の適切な保存方法や、分球した球根の植え付けのポイントについてもご紹介します。
Contents
ダリアの分球とは?分球しないとどうなる?
ダリアの球根(塊根)は、毎年成長するにつれて肥大し、数が増えていきます。
分球とは、この塊根を適切に分けて、来年以降も元気に花を咲かせるための重要な作業です。
分球をしないと、塊根がどんどん大きくなりすぎて栄養が行き渡らなくなります。
その結果、花付きが悪くなったり、芽が出づらくなったりすることがあります。
また、密集した球根は腐敗の原因にもなりやすいため、健康な生育を維持するためには、定期的な分球が必要です。
分球の適切なタイミングとは?
ダリアの分球は、球根を掘り上げた後の休眠期に行うのが理想的です。
一般的に、霜が降りる前の晩秋(11月頃)が最適な掘り上げ時期です。
その後、塊根をしっかり乾燥させて保存し、植え付けの1か月ほど前(3月〜4月)に分球すると、春の植え付けにスムーズにつなげることができます。
分球を行う際は、しっかりとした芽が付いていることを確認することが重要です。
分球後に新しい芽が出るため、適切なタイミングで作業を行うことで、翌年の生育が良好になります。
ダリアの分球の仕方を詳しく解説!
1、球根を掘り上げる
霜が降りる前にダリアの茎を地表から切り、スコップを使って球根を慎重に掘り上げます。
無理に引き抜くと塊根が傷つきやすいため、できるだけ土を残した状態で掘り出しましょう。
2、土を落として乾燥させる
掘り上げた球根は、軽く土を払い落とし、風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させます。
この工程で余分な水分を飛ばし、腐敗を防ぎます。
3、分球の準備
乾燥が終わった球根を観察し、健康な塊根を選びます。
ハサミやナイフを使う前に、清潔な道具を用意しておくと病気のリスクを減らせます。
4、分球の実施
分球の際は、芽が付いている部分を確認しながら、適度な大きさで切り分けます。
1つの球根に必ず1つ以上の芽が付くようにしましょう。
小さすぎる球根や芽のないものは発芽しないため、取り除くのがポイントです。
5、切り口の処理
分球後、切り口には木炭粉や殺菌剤を塗って乾燥させます。
これにより、病気や腐敗を防ぎ、健康な状態で保存できるようになります。
掘り上げた球根の保存方法と管理のコツ
ダリアの球根は冬の間、適切に保存することが重要です。
保存のポイントは、湿度と温度の管理です。
乾燥しすぎると球根がしぼんでしまい、湿度が高すぎるとカビが発生する可能性があります。
保存の手順は、以下の通りです。
②5℃程度の冷暗所に保管する
③カビや腐敗がないか、定期的にチェックする
適切な保存方法を守ることで、春の植え付け時に健康な球根を準備できます。
分球した球根の植え付け方法と注意点
春になったら、分球した球根を植え付けます。
植え付けの際は、土壌の準備をしっかり行い、適切な環境を整えることが大切です。
1、土壌を準備する
ダリアは水はけのよい土を好むため、腐葉土や堆肥を混ぜて土をふかふかにしておきます。
酸性土壌を嫌うため、必要に応じて石灰を混ぜて中和します。
2、植え付けの深さと間隔は?
球根を植える際は、芽を上向きにして深さ5〜10cm程度に埋めます。
球根同士の間隔は30〜50cmほど確保し、成長しやすい環境を整えましょう。
3、水やりとその後の管理
植え付け直後はたっぷりと水を与えますが、その後は発芽するまで乾燥気味に管理します。
発芽後は定期的に水やりを行い、成長を促します。
ダリアの分球の仕方〜その必要性とタイミングや手順を詳しく解説~【まとめ】
今回は、ダリア球根の分球の必要性と、適切な分球の仕方について解説してきました。
初めてダリアを分球したときは、どれを切り離していいのか迷いましたが、親株にしっかりとした芽があるものを選ぶといいと知って納得。
翌年、その分球した株から立派な花が咲いて、「あのとき勇気を出してよかった!」と感動しました。
今では毎年の楽しみになっています。
ダリアの分球は、健康な花を咲かせるために欠かせない作業です。
適切なタイミングで分球し、正しい分球の仕方を守ることで、毎年元気なダリアを楽しむことができます。
分球しないと塊根が大きくなりすぎて花付きが悪くなるため、晩秋に掘り上げてしっかりと保存し、春に植え付けるのが理想的です。
適切な保存方法と植え付けのポイントを押さえながら、美しいダリアを育ててみてください!