ダリアをプレゼントする意味とは?色別の花言葉と最適な贈り方!
「ダリアをプレゼントしたいんだけど、どんな意味があるの?」
「色ごとに花言葉が違うって聞いたけど、プレゼントしても大丈夫かな?」
「ダリアの花言葉には、『裏切り』の意味もあるって本当?」
大切な人に贈る花だからこそ、意味をしっかり知ってから選びたいですよね。
実はダリアの花言葉は、花の色によって変わります。
愛や感謝を伝える意味を持つ一方で、「裏切り」のイメージもあるため、注意が必要です。
正しい知識を持てば、ダリアは素敵なプレゼントになるのです。

この記事では、ダリアの花言葉の由来や色ごとの意味の違いを解説します。
また、プレゼントに最適な選び方や注意点もご紹介しますので、贈り物として安心してダリアを選べるようになります。
Contents
ダリアをプレゼントする意味とは?
華やかで存在感のあるダリアは、特別な贈り物にふさわしい花です。
ダリアには「感謝」「優雅」「気品」といったポジティブな意味が込められています。
しかし、一部には「裏切り」や「気まぐれ」という花言葉もあり、プレゼントとして選ぶ際には注意が必要です。
ダリアを贈る意味を正しく理解することで、相手にぴったりの花を選ぶことができます。
ダリアの花言葉の由来
ダリアの花言葉は、その美しさと歴史に由来しています。
ダリアは18世紀末にメキシコからヨーロッパへ持ち込まれ、多くの品種が生み出されました。
その華麗な姿から、「優雅」「華麗」といった意味が付けられました。
一方で、かつてヨーロッパの貴族たちがダリアを贈り合う習慣があったものの、時代とともに関係が変化し「移り気」や「裏切り」といった意味が派生したとも言われています。
このように、ダリアの花言葉には歴史的背景があるのです。
色別に見るダリアの花言葉
ダリアは色によって花言葉が異なります。
贈る相手やシチュエーションに応じて、適切な色を選ぶことが大切です。
赤色:「華麗」「栄華」
赤のダリアの花言葉は「華麗」「栄華」です。
ダリア全般の花言葉と同じ意味を含み、ダリアといえば鮮やかな赤を思い浮かべる人も多いでしょう。
赤のダリアで有名なのが「熱唱」という品種です。
朱色に近い赤が特徴で、セミカクタス咲きといわれる花びらの先が尖がり、外側に反り返るタイプの咲き方をしています。
熱唱は「和」の雰囲気と相性が良く、和装の衣装にぴったりです。
結婚式の会場装花、和装を着た際に頭につけるヘッドパーツなどによく使用されます。
白色:「感謝」「豊かな愛情」
白のダリアの花言葉は「感謝」「豊かな愛情」です。
温かな意味の花言葉があり、白には「善」「平和」といった意味があるので、これが由来になっているのではないかといわれています。
白のダリアは、結婚式でよく使用されます。
白無垢の衣装に合わせたり、赤のダリアと同様に結婚式の会場装花でも使用される花です。
ブーケやアレンジメントでは、グリーンと合わせるととても爽やかな印象になり、淡い色と組み合わせると優しい柔らかい印象になります。
丸いフォルムの咲き方のダリアは特に優しい雰囲気があります。
代表的な品種は「かまくら」です。
丸いフォルムをしたデコラティブ咲きで、純度が高い美しい白、品格のある咲き姿が魅力です。
黄色:「優美」「栄華」
黄色いダリアの花言葉は「優美」「栄華」です。
上品で美しいことを表す「優美」は黄色のダリアの少し控えめな雰囲気とマッチする花言葉です。
ダリアの黄色はあまり色のキツさがなく、淡めの爽やかな発色のものが多いです。
切花では、黄色のダリアの出回りは他の色に比べてそう多くないので、花屋さんで見かけたらラッキーかもしれません。
ダリアの品種に「ムーンワルツ」という種類がありますが、色はピンクから黄色のグラデーションカラーです。
この色の出方がとても美しく、優しくも華やかさがあるので、おすすめしたい品種です。
黄色は幸運のイメージがあり、「栄華」という花言葉とも相まって、開店祝いや開業祝など、これからの成功を祈願するための贈り物としてもおすすめです。
ピンク(皇帝ダリア):「乙女の真心」
ピンク色のダリアは、『皇帝ダリア』と呼ばれる一重咲きの品種で、一般的に思い浮かべるダリアよりも花びらの枚数が少なく、シンプルな花の姿が特徴です。
一般的なダリアは成長しても1m程度の高さですが、皇帝ダリアは5m程まで高く成長します。
英語では「Tree dahlia(木立ダリア)」ともいわれる大型品種です。
花言葉は「乙女の真心」と、「乙女の純潔」という花言葉もあります。
原種のダリアの中で唯一花言葉を付けられているのが皇帝ダリアなので、古くから人々に愛されてきた品種なのかもしれません。
ダリアの持つ「裏切り」の意味とは?
ダリアには「裏切り」「気まぐれ」「不安定」「移り気」という花言葉があるため、贈るのをためらう人もいるかもしれません。
これは、ナポレオンの最初の妻『ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ』が関係しているのです。
ダリアが大好きだったジョセフィーヌは、庭でたくさんのダリアを育てていました。
ある日、ダリアを見た貴族がダリアを一輪分けてほしいと頼みますが、ジョセフィーヌはその申し出を断ります。
憤慨した貴族は、ジョセフィーヌのダリアを管理していた庭師にダリアの球根を盗ませました。
盗んだダリアの球根からたくさんのダリアが咲き、そのことを知ったジョセフィーヌは怒り、事件に関わった貴族たちを追放しました。
この逸話からダリアには「裏切り」「移り気」「気まぐれ」「不安定」の花言葉がつけられたようです。
しかし、この意味が強調されるのは主にヨーロッパの一部の地域で、日本ではあまり気にされません。
むしろ、ダリアの持つ「優雅さ」や「感謝」の意味が主流です。
ただし、目上の方に贈る際や特定のシチュエーションでは、受け取る側の認識も考慮して選ぶとよいでしょう。
プレゼントに最適なダリアの選び方
ダリアをプレゼントにする場合、色や本数だけでなく、アレンジの仕方にも工夫をすると、より素敵な贈り物になります。
花束にする場合は、ダリア単体ではなく、他の花と組み合わせると華やかさが増します。
例えば、白いダリアにピンクのバラを加えると上品な印象に。
黄色やオレンジのダリアにグリーンを添えると明るく元気な雰囲気になります。
また、鉢植えのダリアも選択肢の一つです。
長く楽しめるため、特にガーデニングが好きな方への贈り物に適しています。
ダリアを贈る際の注意点
ダリアをプレゼントする際には、いくつかの注意点があります。
まず、ダリアは茎が太く水を吸いにくいため、花束にする場合はこまめに水替えをするよう伝えるとよいでしょう。
また、夏場は暑さに弱いため、鮮度を保つためにクール便などの配送手段を考慮するのも重要です。
加えて、相手の好みをリサーチすることも大切です。
特に「裏切り」の花言葉を気にする方には、ダリア以外の花と組み合わせることでポジティブな印象にできます。
ダリアをプレゼントする意味とは?色別の花言葉と最適な贈り方!【まとめ】
今回は、ダリアの色別の花言葉と、プレゼントする際の注意点について解説してきました。
職場の先輩が退職すると聞き、私は尊敬の気持ちを込めてダリアの花束を贈りました。
ところが後日、ダリアの花言葉に「裏切り」という意味があると知ってびっくり!
焦って先輩に連絡すると、「えっ、そんな意味があったの?でもすごく綺麗で嬉しかったよ!」と笑ってくれました。
花を贈る時は、先に意味をしっかり調べておくべきだと学んだ出来事でした。
ダリアはその色によって多彩な意味を持ちます。
「感謝」「愛情」「幸福」といったポジティブな花言葉が多い一方で、「裏切り」という意味もあるため、贈る際には注意が必要です。
しかし、花の組み合わせを工夫することで、より素敵なメッセージを込めたプレゼントになるのです。
大切な人への贈り物として、相手にふさわしいダリアを選び、心のこもったプレゼントを贈りましょう!