神輿の担ぎ手の格好とは?定番のかっこいい粋な着こなし方をご紹介
夏になると老若男女誰もが楽しみなお祭り。
そしてなんといっても威勢が良い担ぎ手の躍動感にテンションが上がる神輿が街を練り歩くのを見るのは祭りの醍醐味です。
さて、そんな神輿ですが、担ぎ手は普段の洋服を着て担ぐわけではありません。
足元には足袋、またひき、ダボシャツ、そしてその上に半纏・法被と祭りの時にしかしないような揃いの格好をしています。
今回はそんな祭りなどで神輿を担ぐ時に着るものや格好についてご紹介します。
Contents
神輿を担ぐ格好とは?
夏祭りを盛り上げる神輿、その担ぎ手の衣装は前述の通り普段の格好とは違います。
まずは本項では神輿を担ぐ定番の格好をご紹介します。
神輿を担ぐ時はどのような服を着るのでしょうか。
神輿の担ぎ手の定番衣装は、鯉口シャツにまたひき、腹掛け、地下足袋を合わせるのが一般的です。
鯉口シャツは体に合ったサイズのものを選ぶのがかっこいいです。
そして、七分丈の袖口にたるみのないものを選びます。
鯉口シャツの裾はまた引きの中に入れるのが普通です。
そして鯉口シャツの上には腹掛けを切るのが定番のスタイルです。
この腹掛けに関しての自分の体に合ったサイズで着るのが、粋でかっこいい着こなしです。
神輿を稼ぐ際にはその上に法被や半纏などを切る場合もあります。
こちらについては次の項で解説します。
神輿を担ぐ格好の代表格!法被・半纏
次にこれを着ると着ないのでは気合の入り方もだいぶ違う、祭りの格好の代表格とも言える、法被・半纏についてご紹介します。
ルーツは江戸の町火けし
そもそも今日のお祭り衣装のルーツは江戸時代の火消しの装束だといわれています。
その昔、江戸では火事時と喧嘩は江戸の華という言葉があるようにそれは日常茶飯事でした。
江戸の火消し衆というのは火事が起きると仕事着を脱ぎ捨てて、火消し半纏に着替えて出動しました。
また、喧嘩が起きると着ているものを脱ぎ捨てて相手に突っかかっていったといいます。
すぐ火事を消しに行ける、すぐ喧嘩ができる、そんな江戸の町の男たちの考えていることを想像すると、祭りの衣装も粋に着こなせるのではないでしょうか。
半纏・法被は祭りのユニフォーム
そして、半纏や法被には自分の所属を表す意味もあるといわれています。
実は江戸時代に職人や火消しなどは自分の所属を示すために、背中に家紋や団体のロゴをいれてこの法被や半纏を着用していました。
そうしたことから今日の祭りの衣装として使われる際にも、祭りの正装として同じ意味を持って伝わってきました。
神輿を担ぐ格好に欠かすことができない衣装
最後に神輿を担ぐ際に欠かすことができない、祭りの衣装についてご紹介します。
ダボシャツ・鯉口シャツ
こちらは言わずと知れた祭りの定番衣装。
法被・半纏のインナーとして用いられます。
法被・半纏と合わせることで伝統的でありながら粋な着こなしができます。
またひき・ダボパンツ
祭りの衣装として、ダボシャツ、鯉口シャツに合わせるのに最低なのがダボパンツです。
ダボパンツはゆったりとしたシルエットですが、足首にかけて細くなっていくのがまたひきの特徴です。
腹掛け
江戸時代の職人の前掛けがルーツになっているこの腹掛けは、動きやすく丈夫な衣装です。
今日の祭りでは、揃いの衣装で神輿を稼ぐ時の一体感を出すのに一役買っています。
神輿の担ぎ手の格好とは?定番のかっこいい粋な着こなし方をご紹介【まとめ】
今回は、神輿を担ぐ時の格好ということで祭りの定番衣装についてご紹介しました。
普段とは違う、年に一度の晴れの舞台であるお祭り。
当然一人ではなすことができない行事です。
そんなお祭りの気分を盛り上げる、揃いの粋な衣装は祭りの参加者に一体感を生み出します。
そして見ている方にもすがすがしい印象を与えます。
これから祭りに参加するといった場合にはぜひこの記事を参考にしていただけると嬉しいです。