神輿の担ぎ手にははちまき必須!手ぬぐいで作る巻き方やかぶり方も解説
皆さんは祭りなどで神輿を担ぐ人と聞いてどのような服を着ていると想像するでしょうか。
筆者は地元のお祭りのせいか白の祭りパンツにさらしをまいて、地下足袋をはいて、その上に半纏、そして頭には手ぬぐいはちまきのようなスタイルを想像します。
地域によっていろいろなスタイルがあると思いますが、はちまきは祭りに参加する人たちにとってなくてはならないアイテムとしてイメージしやすいのではないでしょうか。
そこで今回はそんな祭り、神輿の担ぎ手には欠かせないはちまきの巻き方や、手ぬぐいから作るはちまきのさまざまな形についてご紹介します。
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神輿を担ぎ手と言ったらはちまき!つける意味は?
まず、はちまきというのは普段の生活で使うことはまずありません。
そしたらどういう時にするのかというと体育祭のチーム分けや、お祭りで神輿を担ぐ時、人によっては受験勉強をするときにするという場合もあるかもしれません。
本項ではこのはちまきの意味について解説します。
はちまきとは漢字で「鉢巻」つまり鉢(額)の位置で頭を布や紐で結ぶことを言います。
そして、その紐や布のことを言います。
そしてはちまきをする意味は精神統一や気合を入れるためです。
また、土木作業員や料理人が額から流れ落ちる汗をはちまきで受け止め、目などに垂れてこないようにする目的もあります。
ほかには勉強を始めるときにはちまきをすることによって脳が勉強モードになり、集中力がアップし、勉強の効率も上がるという効果もあるそうです。
そして、運動会などでチームごとに色分けをしたはちまきをつけると、チームの士気が高まり、絆が深まる効果があるといわれています。
神輿などの祭りに最適なはちまきの巻き方
次に神輿など祭りの際などに実際に役に立つ、はちまきの巻き方をご紹介していきます。
この結び方で祭りの準備は万端です。
手ぬぐいではちまきを作る準備
お気に入りの手ぬぐいをはちまきとして巻く際の準備について解説します。
【手ぬぐいの準備方法】
- まずは手ぬぐいを横に広げます。
- 次に手ぬぐいを6等分に折ります。
- 必要に応じてアイロンで生地を延ばしておきます。
手ぬぐいを6つにおる際は、端の部分が内側に来るように折り込んでおくといいといいます。
また、6つに折ってからアイロンをかけておくと、折り目がしっかりついて美しい仕上がりのはちまきになります。
後ろはちまきの巻き方
後ろはちまきは細長い布や細長く折った手ぬぐいを、額の位置で頭に巻きつけ、むすび目が後頭部に来るようにします。
向こうはちまきの巻き方
細長い布・細長く折った手ぬぐいなどを、額の位置で頭に巻きつけ、結び目が額の真ん中になるように結びます。
ねじりはちまきの巻き方
細長く折った手ぬぐいをねじり、堅くロープのようにして額の位置で頭に巻きつけます。
後頭部で手ぬぐいの両端をクロスさせ、両端を上のほうに引っ張り、頭に巻いた部分に両端を入れ込みます。
クロスさせた部分が後頭部の真ん中に来るように調整し、手ぬぐいの両端を上向きに揃えます。
喧嘩結びの巻き方
細長く折った手ぬぐいを、額の位置で頭に巻きつけ、額の真ん中でに結びつけます。
ここで一旦頭からはずし、自分の膝にはちまきを置くと結びやすいです。
両端の片方が角のようにピンと張るように形を整え、額の真ん中に結び目が来るようにはちまきを頭にのせます。
くわがた結びの巻き方
こちらは女性がお祭りなどではちまきをする際の代表的な結び方で髪型はお団子にしておきます。
前項の方法で細長く折った手ぬぐいを、お団子の上でクロスさせ、一旦頭から外します。
交差させた両方の端をそれぞれ内側に折り返し、形を整え、額より少し上に乗るように置きヘアピンで固定します。
はちまきに使う手ぬぐいをかぶることも?!
最後に祭りの際に使える、はちまきで巻く以外の手ぬぐいのかぶり方をご紹介します。
喧嘩かぶり
粋と威勢のよさを表現したいのなら“喧嘩かぶり”がいかしています。
手ぬぐいでしっかり頭を覆うため、男性、女性ともに髪の乱れを気にせずに祭りを楽むことができます。
道中かぶり
時代劇などで旅人が手ぬぐいを頭にまいて帽子の代わりにする手ぬぐいのかぶり方を道中かぶりといいます。
道中かぶりは手ぬぐいで作る帽子のようなイメージです。
手ぬぐいの柄が目立つかぶり方なので、法被や半纏に合わせてお気に入りの手ぬぐいでおしゃれに仕上げることができます。
神輿の担ぎ手にははちまき必須!手ぬぐいで作る巻き方やかぶり方も解説【まとめ】
今回は神輿を担ぐ際のはちまきの巻き方についてご紹介しました。
はちまきには多様な巻き方があることがわかってもらえたと思います。
是非神輿を担ぐ際は、手ぬぐいで作るはちまきの巻き方を参考にしてください。
次の祭りでは、はちまきを粋に巻いて盛り上げましょう。