牡丹に強剪定はなぜ必要なの?メリットやデメリット、注意点を解説
牡丹を育てていく上で、必要なお手入れ方法の1つに剪定があります。
剪定と聞くと、難しそうなイメージがあります。
更に、強剪定となると、尻込みしてしまいますよね…。
この記事では、牡丹の強剪定の必要性やメリットとデメリット、注意点、そして牡丹の花が終わった後の大事なお手入れなどについて解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
Contents
強剪定ってどんな剪定なの?
強剪定は、名前の通り思い切った剪定のことで、太い枝を短く切る剪定のことを指します。
強剪定とは、太い枝や多くの枝を切る剪定のことで、植物の成長を促すためにも必要な剪定で、樹形の大きさを抑える役割もあります。
具体的な作業として、太い枝を短く切ることや一度に多くの枝や芽を切り落とすことなどが挙げられます。
牡丹に強剪定はなぜ必要なの?
牡丹に必要な強剪定には、切り戻し剪定があります。
強剪定にはいくつかの種類があります。
ここでは、牡丹に必要な強剪定の切り戻し剪定について解説します。
切り戻し剪定とは、太い枝の途中で短く切る剪定のことです。
切り戻し剪定をするメリットは、古い枝を切り、残した枝に栄養が行き渡らせることで、株の成長を促します。
また、切り戻し剪定は、牡丹の成長を促すほかにも、背丈が高くなりすぎないようにしたいときにも効果的です。
なぜかというと、コンパクトな樹形にできると、管理がしやすくなるからです。
また、樹形や絡みあった枝をすっきりさせることで、日当たりと風通しがよくなるので、病害虫の被害から牡丹を守ることができます。
丈夫な牡丹に育てることができるので、これが最大のメリットです。
枝を切る際の注意点ですが、枝の途中で切るときは、新芽のすぐ上で切り取るようにしましょう。
牡丹を強剪定をする際の注意点は?
強剪定をすると、牡丹にも負担がかかるので、負担を最小限に抑える方法を覚えておきましょう。
強剪定は、牡丹に負担が大きいことがデメリットです。
なので、デメリットを最小限に抑えるためにも、作業の後のお手入れ方法を覚えておくとよいですね。
強剪定後の切り口は、人がケガをしたときの傷口と同じ状態です。
切り口を何もしないで、そのままにしておくと、雨風や乾燥の影響で、傷ができたり、細菌が侵入したりする可能性があります。
切り口が大きくなればなるほど、自然に癒合するのに時間がかかるので、株が弱ってしまうリスクが増えてしまいます。
それに、切り口がふさがるまでは、切り口から水や栄養が外に出てしまう可能性もあります。
なので、対策として、切り口に癒合剤を塗ることをおすすめします。
癒合剤は、酢酸やビニル系、アクリル樹脂系などの水を通しにくい成分で作られていて、ホームセンターなどで購入することができます。
牡丹の花が咲き終わった後の大事なお手入れとは?
咲き終わった花は、そのままにしておかないで、摘み取ってあげましょう。
その理由とは、牡丹の花が終わった後、花がらをつけたままにしておくと実ができてしまいます。
すると、実を育てるために栄養が取られてしまい、株全体が弱ってしまう可能性があります。
なので、花が咲き終わったら、花がらを切ってください。
花がらを切る目安は、花が色褪せてきたり、花の形が崩れたりしたら、花がらを切って問題ありません。
花がらを切る位置は、花と1番上の葉の間で切ってあげましょう。
牡丹に強剪定はなぜ必要なの?メリットやデメリット、注意点を解説【まとめ】
いかがでしたか?
牡丹を丈夫に、そして美しい花を咲かせるためには、強剪定が必要なことが分りました。
なので、強剪定を必要以上に怖がらないで、必要性や方法、注意点を理解して、ぜひ、強剪定にチャレンジしてくださいね!
そして、翌年も素敵な美しい牡丹の花を長く楽しめると良いですね。