牡丹はどこで切るといい?季節ごとの剪定方法や花後のお手入れ方法
牡丹は4月~5月頃に花が咲きます。
花が終わったら、そのままにしておいて良いのでしょうか?
牡丹の花は終わったら、花がらを切ってあげましょう。
すると、次に咲く蕾に栄養が行くようになり、花を長く楽しむことができます。
では具体的に、どこで切ると良いのでしょうか。
他にも、牡丹を咲かせるためのお手入れ方法には、剪定といって、枝を切るお手入れをする必要があります。
この記事では、牡丹を育てるために必要な剪定の作業についてご紹介していきます。
牡丹はどこで切るのが適切なのか、位置や切る花の見分け方などを詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
Contents
牡丹はどこで切るといい?
5月~6月頃、牡丹の花が終わったら、花と一番上の葉の間で切ってあげましょう。
牡丹は4月~5月頃に開花するので、5月~6月頃に花がらを摘みます。
なぜかというと、花が終わった後も、花をつけたままにしておくと、実を作ることに栄養が使われてしまい、他の花に栄養が行かなくなるので、花つきが悪くなります。
なので、次の花を咲かせるためにも、終わった花は取り除いてください。
どこで切る花かを見分けるには、花の色や形で判断します。
色褪せた花や形が崩れてきた花は、取り除いてください。
開花しない蕾も取り除くとよいですね。
花を切る位置は、花と一番上の葉の間で、剪定ばさみを使って切ります。
牡丹のお手入れのポイント
牡丹は、お手入れするポイントが他にもあります!
4月~6月頃にするお手入れが3つあり、台芽かき、ひこばえの整理、摘蕾(てきらい)です。
台芽かき
1つめの台芽かきです。
牡丹の苗木は、ほとんどが芍薬(しゃくやく)を台木にしています。
なので、台木の部分から、芽が出てきたら取り除いてください。
ひこばえの整理
2つめは、ひこばえの整理です。
ひこばえは、木の根元から、新たに生える芽のことです。
牡丹は、ひこばえが何本も生えてきます。
どこで切るかを判断するかというと、育てるもの以外は切ってください。
摘蕾(てきらい)
3つめは、摘蕾(てきらい)です。
牡丹の蕾は、5月になると膨らみ始めます。
小さい蕾は取り除き、大きな蕾に栄養を集中させ、花を咲かせるように管理します。
蕾を切る時期ですが、蕾が小さく固いうちには行わず、新しい茎が伸び、蕾がほころび始めたら切ってください。
秋に必要な剪定とは?
9月下旬〜10月下旬頃にする3つの剪定があります。
葉刈り剪定、切り戻し剪定、枝すかし剪定です。
葉刈り剪定
1つめの葉刈り剪定は、葉が黄色くなった頃、切り戻し剪定をする前に行います。
葉刈り剪定は、葉を全て切り落とす剪定で、葉と茎をつなぐ部分を残し、剪定ばさみで切ります。
切り戻し剪定
2つめの切り戻し剪定は、葉刈り剪定をした後に行います。
切り戻し剪定は、枝を短く切る剪定のことです。
幹の長さを調整するために、残す枝を選び、不要な枝を切り落とします。
枝の付け根の花芽を1~2つ残し、その花芽より1~2cm位、先を切り落としてください。
枝すかし剪定
3つめの枝すかし剪定は、葉刈り剪定をした後に、切り戻し剪定と同時に行います。
枝透かし剪定は、不要な枝を付け根から切ります。
切る枝を見分けるポイントは、風通しを悪くしている枝や日当たりを妨げている枝、枯れている枝、樹形を乱す枝などです。
剪定する際の3つの注意点
なお、剪定する際に注意することが3つあります。
1つめは、作業をするのは、晴れた日の午前中がおすすめです。
なぜならば、牡丹の切り口が乾きやすくなるからです。
2つめは、切り戻し剪定や枝すかし剪定をしたら、木の切り口に樹木の保護剤を塗って細菌の侵入を防いでください。
3つめは、剪定ばさみは、よく切れる清潔な道具を使ってください。
他にも必要な剪定はあるの?
2月の芽かき剪定があります。
1年枝の葉芽で、内側を向いているものは全て取ります。
古枝の葉芽は、幹を増やす予定がなければ取り除きましょう。
牡丹はどこで切るといい?季節ごとの剪定方法や花後のお手入れ方法【まとめ】
牡丹のお手入れ方法で大事なのは剪定です。
剪定の時期は、4~6月、9月下旬〜10月下旬、2月の3回です。
終わった花や枝を切ることで、牡丹を元気に育てることができます。
なので、ぜひ牡丹の剪定にチャレンジしてくださいね!