夏祭りの来賓の挨拶やスピーチの例文、書き方のポイントを解説
夏祭りや、施設のイベント等には、来賓が必ず出席する者です。
学校であればPTAの会長、副会長、地域の夏祭りであれば市長や、地元の代議士が来賓として出席するということもそれほど珍しい話ではないでしょう。
そんな来賓の方々のなかにも、挨拶をしなければならない人がいます。
しかし、初めての挨拶となると何を話したらいいのか、どうしたらいいのかわからないということがあるのではないでしょうか。
この記事ではそんな夏祭りの来賓の挨拶について例を交えて解説していきます。
Contents
夏祭りにはどんな人が来賓としてくるの?
来賓とは一般的に「式場に客として来た人」という意味の言葉です。
要するに、主催者がイベントを開催するに当たって客として呼ばれた人を指します。
例えば、PTAの会長や副会長、市長や町長、地元の代議士等が夏祭りにおいては来賓として呼ばれるような代表的な人たちでしょう。
次項では、夏祭りのプログラムから来賓の挨拶についてタイミング等を説明していきます。
夏祭りで来賓の挨拶が必要になるのはいつ?
夏祭りのプログラムは大体、下記のようなものになります。
17:00 開会式
18:00 出し物①(カラオケやバンドの演奏など)
19:30 出し物②(盆踊りなど)
20:30 大抽選会
21:00 閉会式
この中で来賓の挨拶が発生するのは開会式と閉会式の2カ所。
この後は、主に開会の挨拶と閉会の挨拶ついて例を挙げて解説していきます。
来賓の開会の挨拶
開会の挨拶は、夏祭りの出だしなので非常に大事な挨拶です。
ここでは例文をあげて、開会の挨拶についてスピーチの書き方を解説します。
例文
みなさん、こんばんは
(役職名)の○○です。
本日は○○夏祭りが盛大に開催されましたことをお喜び申し上げるとともに、お招きいただきありがとうございます。
夏祭りの開始にあたり、ご挨拶させていただきます。
本日は、お忙しい中、また、お暑い中、お集まりいただいた来賓の方々には、誠に感謝申し上げます。
本日のための準備にご尽力された夏祭り執行役員や自治体の皆様、本当にありがとうございます。
さて、この度は夏祭りにこんなにもたくさんの方々にお集まりいただき、正直に感激しておりますとともに、皆様がお一人お一人のこの地域のお祭りを大事にされている気持ちに胸が熱くなりました。
このように、地域の方々が一同に会することも、なかなか無い機会なのではないかと思います。
本日は、普段は、顔を合せて会釈をするだけや、初めてお会いしますといった方々とも、お近づきになれるいい機会だと思います。
是非、地域の方々と親睦を深めるという意味で、たくさん声をかけて、話をしていただけたらうれしいです。
たくさんの屋台やお店、出し物がありますので、みなさん夏祭りを大いに楽しみましょう。
簡単ではありますが、本日の夏祭り開催のために奔走いただきました実行委員会の役員のかたに感謝を申し上げますとともに、益々のご繁栄とお集まりの皆様のご健康ご多幸をお祈りして挨拶とさせていただきます。
ここで、ポイントは感謝の気持ちを伝えること。
本日出席される来賓の方々や、夏祭りの準備をしてくださっていた方々、来ていただいた地域の方々への、あなたからの感謝の気持ちを来賓のスピーチにはいれると良いでしょう。
また夏祭りのイベントを楽しみたいと待っている方が大勢まっていることが想定されるので、来賓の挨拶の時間も短めになるようにすることをおすすめします。
来賓の閉会の挨拶
宴もたけなわ、夏祭りも終了するとなったときには当然、閉会式があります。
そこでもまた来賓の方が挨拶する機会が存在することがあります。
そこで閉会式における来賓の挨拶の書き方を例文をあげて解説します。
例文
私は(役職名)の○○です。
閉会の挨拶をさせていただきます。
こうして、無事に夏祭りを終えることができましたのも、ご参加いただいた皆様のおかげです。
心よりお礼申し上げます。
さて、会長が申しておりましたように、本日は皆様お楽しみいただけましたでしょうか。
たくさんの方々と仲良くなることができ地域の方々の絆もいっそう深まったことと思います。
この地域の一番のいいところは人と人とのつながりが深いところだと思います。
この夏祭りを機にできた新しい縁や旧交を是非とも大切にして、これからも、暖かくてつながり合う地域を作っていきましょう。
重ね重ね、本日は誠にありがとうございました。
皆様、お帰りはくれぐれもお気をつけてください。
最後になりましたが、この素晴らしい夏祭りを開催していただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
閉会の挨拶でも、開会の挨拶と同様。
地域の方々や実行委員の方々などへの感謝の気持ちを伝えられるような文章をつくると良いでしょう。
また、短めにするというのも来賓のスピーチでは大事な要素。
開会の挨拶でも閉会の挨拶でもこの例文を元にして、自分なりに、時事ネタを加えるなどアレンジするといい挨拶になります。
夏祭りの来賓の挨拶やスピーチの例文、書き方のポイントを解説【まとめ】
夏祭りというのは素晴らしい行事。
縁日があって、踊りがあって、花火があって、山車があって、本当に楽しいものです。
ただしその影には夏祭りを支える無数の人があっての夏祭りだということはくれぐれも忘れてはいけません。
開会式と閉会式の来賓のスピーチというのは、そんな夏祭りを支えてくれるすべての人への感謝の言葉です。
そのことを意識して来賓の方がスピーチをされるときっとよりよい祭りになるでしょう。
来賓の挨拶のスピーチで迷われている方には是非ともこの記事を読んで、夏祭りに花を添えるようなすてきな挨拶をしていただけるとうれしいです。