紅葉に血液型ってあるの!?A型、B型、O型、AB型のどれ?
庭木として、山々に生息する野生の木として、「紅葉」は日本ではあらゆる場所で目にする身近な木ですよね。
しかし、この「紅葉」は血液型を持つ、植物の中でもなかなか特徴的な木なんです!
木なのに血液型と言われても、理解に苦しむ方がほとんどのはず・・・。
そこで、木の血液型とは何なのかと言う基本的な問題から、じっくり説明してみました。
ちょっと驚きの事実を紐解いていきます!
Contents
まずはおさらい!紅葉ってなに??
紅葉の血液型というものについてお話する前に、まずは紅葉という木についての基礎知識を知っておく必要があります。
簡単ではありますが、ざっと触れておきましょう。
実は、植物において「紅葉」という分類はないんです。
秋によく見かけるあの「紅葉」は、植物上の分類では「楓」のことなんですね。
「紅葉」も「楓」も同じカエデ科カエデ属。
簡単に言えば、「楓」の中でちょっと変わった特徴を持つものを「紅葉」と呼んでいるんです・・・。
上記で挙げたちょっと変わった特徴の1つ目が、葉の形です。
葉の切れ込みが深く赤ちゃんの手に近い形状のものが「紅葉」なんですね。
もう1つの特徴が、葉の色が変わること。
秋に「楓」は黄色く変色するのですが、ここからさらに赤く色付くのが「紅葉」なんです!
さて、「紅葉」ってちょっと特別な植物だということがお分かりになりましたよね?
さらに、びっくりするようなお話をしてみたいと思います!
紅葉に血液型がある
ご理解いただけたでしょうか?
しかし何故「楓」の木には、このようにちょっと特徴的な、変わった種類の木が存在するのか気になりますよね?
しかも、その変わった種類の木が「紅葉」と呼ばれ、私たちの身近でよく目にするものであるというのも気になるところ・・・。
変わり者のくせに、結構たくさんあるんですよね・・・「紅葉」って。
むしろ、「楓」と「紅葉」が同じ種類だと言われる方が違和感があるほどに、日本に「紅葉」の木は非常にたくさん生息しています。
ここで、血液型のお話が登場してくるんですね・・・。
そうなんです!
「楓」の木には血液型があるんです!
その血液型の違いによって、秋に色付く葉の色が変わってくるんです。
簡単に言うと、人にA型やB型といった血液型がありそれぞれちょっとずつ性格などが異なるように、「楓」の木にも血液型があって葉の色が違う木が出てくると言うわけなんです!
カエデとモミジの違いに木の血液型が深く関係している!?
「楓」の木が血液型を持つ木という表現に、驚かれた方は少なくはないでしょう。
木には血が流れているわけではないですもんね・・・。
人の場合、血液型を調べる時には採血をします。
そして、赤血球の表面にある糖のつながりを見るんです。
この糖のつながり(糖鎖)は私達がよく知っている、A、B、O、ABの4つの型に分類されていて、この結果に基づき血液型が決定されるんです。
木の場合は、幹や葉をすりおろしたものを材料にします。
この液体の中に含まれる、糖タンパク質の種類がA、B、O、ABの4つの型に分類されているんですね。
ちなみに、植物の糖タンパク質の種類でA型とB型はほとんど存在しないそう・・・。
つまり、「楓」の木はAB型とO型のどちらかに分類されるんです。
ここがポイントです!
「楓」の木のAB型とO型には、それぞれ大きな特徴があるんです!!
それが、葉の色の変化の違い。
AB型の「楓」は緑色からだんだん黄色く変色し、O型の「楓」は緑色からだんだん赤く変色するんですね。
そう!
この、「楓」の木の中でO型の糖タンパク質をもつ木のみが「紅葉」なんですね。
血液型を持つ木って特別!!
「楓」の木の中でO型の糖タンパク質をもつ木のみが「紅葉」だと理解できたところで、やっぱり気になるのが木に血液型があると言うことですよね。
「庭にある木々たちに、それぞれ血液型があるなんて!っと驚かれている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、この「楓」の木がとっても特別なんです。
ほとんどの木は、血液型なんて持たないんです・・・。
人の血液型のもとになる血液と同じ意味合いを持つのが、植物の糖タンパク質ですよね。
この糖タンパク質は、全ての植物が持っているものではありません。
なんと、植物全体の10%以下にしか存在しないものなんですね!
ちょっと特別な「楓」という木の中で、ちょっと変わった特徴を持つ「紅葉」。
日本に住む私たちにとって、とても身近な木である真っ赤に色付く美しい「紅葉」が、とっても価値のあるものに感じられますね。
紅葉に血液型ってあるの!?A型、B型、O型、AB型のどれ?【まとめ】
日本人にとって、美しく色を変化させる「紅葉」は、秋の代表的なものですよね。
しかし、この「紅葉」は、実はとても希少な木なんです。
「紅葉」の木は、植物学的に「楓」の木に分類され、人に血液型があるのと同じ概念で、「楓」の木の中でO型の糖タンパク質をもつ木のみが「紅葉」と呼ばれます。
さらに、この糖タンパク質をもつ木自体、植物全体の10%以下にしか存在しないんです!
何気なく愛でている「紅葉」の葉の色付く様も、この事実を知った上で眺めるとまた違った特別な美しさに感じられるのではないでしょうか?